このたびの鳥公園新作では、時間軸上に伸びた「長いチラシ」を作ることになった。具体的には、宣伝美術のための打ち合わせ内容を上記ページにて連載し、公演時には「時間軸のある積層されたチラシ」としてそれらのアーカイブ・ブック頒布を計画している。
公演のイメージや情報を、観客と市場に広めるのが宣伝美術だが、それが本当に必要なのかはずっと分からなかった。
しかしリサーチ旅行に同行した「空白の色はなにいろか?」(2014)や稽古を公開した「鳥公園のアタマの中展」(2018)を経て、アイデアが上演になる前の段階にもっと知らしめるべきものがあるということが分かってきた。完成品の背後にあり、長い時間上に伸びている創作過程そのものを宣伝する試み、それが「長いチラシ」である。ご覧ください。(宣伝美術・鈴木哲生)
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