公開相談会 Part2 第四回(ゲスト:伊藤麻里子氏・今野真理子氏)まもなく開催!
鳥公園の悩みをお客さんの前で相談しつくす「鳥公園の公開相談会 Part 2 」、全6回シリーズの第4回「サポーター・コミュニティの形成とファンドレイジング」が12/10(日)19:30から開催されます。
ご予約はこちらからどうぞ。
日本の芸術団体の多くは、助成金とチケット収入に収入源を依存していますが、この状況は団体運営の安定化を妨げていると私たちは考えています。なぜならば、助成金収入もチケット収入も必ずしも期待した通りに入ってはこないからです。助成金に採択されなかったりチケット収入が予想を下回った際には、そもそも多くはない団体の蓄えから拠出したり、主宰者が負債を背負ったりしますが、最悪の場合には資金が底をついて活動の継続が不可能となります。鳥公園は過去にクラウドファンディングを行い、多くの方のご支援でアソシエイトアーティストとの3年間の活動を支えて頂きました。金銭的な助けという意味でも、また自分たちの活動に寄せていただいた期待に応えようとする精神的な張りという意味でも、非常に大きな意味合いがありました。その一方で、クラウドファンディングは活動の体制変更という「とても大きな一度きりの区切り」に向けて実施しましたが、3年を経て、今後も私たちの活動は続きます。この経験を今後に活かしていくために、より深いファンドレイジングの理解が必要だと考えました。この回では、団体運営を安定させるために必要なファンドレイジングと、それを支えるために欠かせないサポーター・コミュニティの形成について、日本ファンドレイジング協会の伊藤麻里子氏とアーツカウンシル東京の今野真理子氏をお招きし、専門家の視点からお話を伺います。
ゲスト
伊藤麻里子
コミュニティナースカンパニー株式会社 プロジェクトマネージャー。
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 社会的インパクトセンター プログラム・ディレクター。
2011年より某大手化粧品メーカーにて首都圏での国内営業経験を積んだ後、青山の国連大学にて副学長の専属アシスタントとして外国人研究員のための研究資金調達サポート業務等に従事。2014年からは公益財団法人日本音楽財団に勤務、クラシック音楽事業の企画と運営、助成金・資金調達・新規事業企画を担当。富裕層の資産管理を専門とする民間企業にて国内外様々な企画のプロジェクト・マネージャーを務めた後、2020年からは公益財団法人日本財団にて日本における新しい寄付文化醸成モデル構築に従事。2023年8月よりコミュニティナースカンパニー株式会社及び認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会に参画。認定ファンドレイザー、認定フィランソロピー・アドバイザー(米国)。
ゲスト
今野真理子
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
活動支援部 相談・サポート課 講座係長
東京都立芸術高校美術科油絵コース卒業、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修了後、英国ウォーリック大学大学院欧州の文化政策と運営学ディプロマ修了。ダンス・カンパニーでの制作アシスタントを経て、国際文化交流機関、国際舞台芸術祭、国際美術展、公共劇場等にて文化事業の企画制作運営や助成プログラム運営に関わる。2014年4月よりアーツカウンシル東京に入職。助成プログラムや人材育成事業(アーツアカデミー)の運営を担当、2023年4月からは同年10月オープンの東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」の講座事業企画運営に主に取り組んでいる。https://artnoto.jp/