鳥公園の『abさんご』2022/三浦雨林チーム・ワークインプログレス
昨年2021年度のワークショップでは、参加者のみなさんと共に『abさんご』の文体ではどのような発語の可能性があるのかを探っていました。“発語”をキーワードに、様々な演技プランや手法を試行錯誤し、樹形図的に方法を展開していきました。一ヶ月に及んだ上記のワークショップでは、二人一組の俳優を“発話者”と“伝達者”に分け、さらに”演じている”のではなく”代行している”というという状態なら『abさんご』の当事者性を当事者を演じずに立ち上げられるのではないか、という結論に行き着きました。
今回は、昨年のワークショップで展開した手法を土台に、”代行する”あるいは”語る”という観点から『abさんご』の立ち上げに取り組んでみようと思います。
鳥公園アソシエイトアーティスト 三浦雨林
5月9日(月) 稽古場開放 @森下スタジオ Cスタジオ
13:00-15:00 稽古
15:00-15:45 ワークインプログレス
16:00-17:00 フィードバック会
※西尾佳織がフィードバック会のコメンテーターを務めます
5月11日(水)稽古場開放 @森下スタジオ Cスタジオ
13:00-15:00 稽古
15:00-15:45 ワークインプログレス
16:00-17:00 フィードバック会
※スティーブ・コルベイユさん(聖心女子大学准教授、翻訳家)をフィードバック会のゲストコメンテーターにお招きします
スティーブ・コルベイユ
聖心女子大学国際交流学科准教授、翻訳家。 1978年カナダ・ケベック州生まれ。2008年モントリオール大学大学院比較文学科修士課程修了。2021年東京大学大学院(表象文化論コース)博士課程単位満期退学。文学、映画、マンガなど幅広く日本戦後文化を研究。さらに、日本が直面する異文化コミュニケーション問題を考察し、対策講座などを担当。フランス語、英語、日本語で執筆。『哲学者に学ぶ、問題解決のための視点のカタログ』(BOW BOOKS 共著)、『翻訳とアダプテーションの倫理』(春風社 共著)など。
作品=黒田夏子『abさんご』(文藝春秋)
代表研究者=西尾佳織(鳥公園)
共同研究者=三浦雨林(鳥公園アソシエイトアーティスト)
研究協力者(出演)=佐山和泉(東京デスロック)・新田佑梨(青年団)
制作・運営=鳥公園
協力=稲川悟史
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践 的研究拠点〉
http://old.k-pac.org/kyoten/public/