『昼の街を歩く』八王子滞在&ワークショップ
公益財団八王子市学園都市文化ふれあい財団とのアーティスト・イン・レジデンス・プロジェクトの一環として、『昼の街を歩く』の関連ワークショップを行うことが決定しました。
ワークショップA
蜂巣もも『街の景色が、帰り道になる』
昔通った帰り道の中で、妙にはっきりと記憶している風景はありませんか?それがまさに美しかったからかその時人生の正念場だったのか、家に帰る安心感と疲労感の中で際立って記憶に残っているものが稀にあります。わたしはたまにそれが味わいたくなって、用を探し、その道を訪れることがあります。
そんな帰り道の良さを誰かに伝えるとき、たくさんの情報や、佇まい方を言葉にすることになります。その街が、世間や他人にとってどう良いかではなく、自分の心の栄養になるような時間の感覚を言葉にして、あなたの知っている「八王子」を聞かせてください。
『昼の街を歩く』は、差別とは何か、差別という壁の前に立つと人と人はなぜ分かり得ないのだろうという問いを持ち、創作をしてきました。作中では差別によって、出身地のみならず生まれ持ったアイデンティティを恥じ、その悩みを共有出来ぬまま他者と距離を置く姿を扱いました。
他人の目を気にした評価に覆われる前の、すごく個人的な記憶が、人と人、また土地を繋げ、他人との違いを柔らかくダイナミックに共有する可能性を感じています。「八王子」という街が人々の記憶にどのように残ってきたのか知り、その経験を踏まえて上演を生み出せればと思います。(蜂巣)
このワークショップには、3つの参加方法があります。
※コロナウイルス感染拡大の状況により、内容が変更になる場合があります。
◉参加枠1
八王子市在住の方を数名公募し、その方の一番お気に入りの帰り道(マイベスト帰り道)を、お話しながら一緒に歩きます。
日程= 10月上旬 ※応募者と相談の上、決定します。
定員= 5名程度
お礼= お食事代(上限1,500円)
対象= 八王子駅・片倉駅・八王子みなみ野駅に在勤・在住の方(帰り道がある方)
18歳以上
応募締め切り= 9/20(火)23:59
◉参加枠2
蜂巣さんがそれらのマイベスト帰り道を組み合わせて、歩きながら観る演劇作品を、実験的に作ってみます。歩きながら観る演劇作品への出演をお願いいたします。上演に向けて、上演日とは別に稽古を3回、八王子市内で行う予定です。
日程= 稽古(3コマ):10/29(土)・10/30(日)・11/3(木・祝)それぞれ13:00-17:00
上演:11/5(土)15:00・11/6(日)15:00
※上演時間のほかに、準備等の時間があります。
稽古場= 八王子市内を予定しています。
人数= 3〜4名程度
謝金(出演料として)= 7,000円(交通費・食費等、諸経費込み)
対象= 高校生以上 ※応募者多数の場合は、選考となります。
応募締め切り= 9/30(金)23:59
◉参加枠3
歩きながら観る演劇作品を、蜂巣さんと一緒に歩きながら観劇します。観劇後、どうだったかのフィードバック会を行います。※雨天の場合、時間の変更、または、上演を延期・中止する場合があります。
日程= 11/5(土)15:00・11/6(日)15:00
会場= 八王子市内 ※詳細は応募者にのみ連絡します。
人数= 各回7名程度
参加費= 1,000円
対象= 小学生以上
応募締め切り= 当日まで受け付け可 ※先着順
申込方法等はこちらのページをご確認ください。