西尾佳織+木村愛子共同企画『ab さんご』公演

西尾佳織+木村愛子共同企画『ab さんご』
原作=黒田夏子『ab さんご』(文春文庫)
構成・演出=西尾佳織(鳥公園)
出演=木村愛子(Eine Feige)、清水寛二(銕仙会)、増田美佳
ドラマトゥルク=小田幸子、山本浩貴(いぬのせなか座)
令和7年度台東区芸術文化支援制度対象企画
出来事が 先にある。
声が、出来事の記憶を語り直す。その道程で、
〈わたし〉が経験したときには受け入れられなかった出来事が、
ちがった形で引き受けられて、
〈わたし〉だと思っていたものがほどかれ、
新しい〈わたし〉が生成される。
黒田夏子の芥川賞受賞作『abさんご』を、現代演劇の劇作家・演出家である西尾佳織が、コンテンポラリーダンスのダンサー・振付家である木村愛子と増田美佳、そして銕仙会に所属しながら幅広いフィールドで活躍する能役者の清水寛二ら3人の出演者とともに、舞台作品として立ち上げます。ドラマトゥルクには、能狂言研究家の小田幸子と、小説家、批評家、編集者、デザイナーでいぬのせなか座主宰の山本浩貴。
『abさんご』は全15編のエピソードから成る小説ですが、今回取り上げるのは〈解釈〉の一編です。その短いテクストを上演中で3巡し、同じフレーズをくり返しながら少しずつ異なる方法で上演していくことで、人生の分岐点をふり返り、選んだ道と選ばなかった道を見つめ直す『abさんご』の世界を現出させます。
今回の上演を皮切りに、今後さらに他のエピソードも上演していく予定です。
※本企画では、上演前にまず30分ほどドラマトゥルクの山本浩貴によるファシリテーションで、お客様に黒田夏子『abさんご』(<解釈>の章)のテクスト自体を味わっていただきます。そうして小説のテクストを踏まえた状態で、45分ほどの上演をご鑑賞いただきます。
日時
2026年3月13日(金)-15(日)
3月13日(金)12:00
3月14日(土)12:00/15:00
3月15日(日)12:00/15:00
※受付開始・開場は開演の30分前
※テクストを味わう時間30分と、上演時間45分の計1時間15分を予定
アクセス
平櫛田中邸
東京都台東区上野桜木2-20-3
JR日暮里駅・鴬谷駅から徒歩10分
千代田線根津駅・千駄木駅から徒歩16分
チケット取扱い
各回25席・2,500円 12月15日(月)10:00発売
ご予約はPeatixからお願いします(事前清算のみ)→
https://absango-project.peatix.com
お問い合わせ
absango.project@gmail.com
鳥公園HP=bird-park.com/works/absango
木村愛子HP=kimuraaiko.com
演出助手 = 萩庭真
空間構成 = 中村友美
宣伝美術 = 鈴木哲生
運営 = 青田亜香里
進行・広報管理 = 奥田安奈,五藤真
主催=西尾佳織(鳥公園),木村愛子(Eine Feige)
企画協力 = 文藝春秋
助成=台東区芸術文化支援制度, 公益財団法人セゾン文化財団


